労務管理一般

 
 
成果主義の是非

 近年成果主義を採用し、成果中心の人事制度を構築する企業が増加しています。 しかし、成果主義を採用している企業にじっくり考えてもらいたいことは成果主義=結果主義で良いのだろうかということです。たしかに結果=会社に貢献した業績です。ですから結果主義といった場合には、自分や自らの組織の結果としての数値のみを追求すればよいのであって、そこに至る手段は問われないはずです。 しかし、これでは個人もしくは社内の組織間のエゴが衝突する事はあっても、会社全体としてのチームワークなどは二の次になり、組織風土が悪化するケースが多くなってしまいます。 

 本来会社は全体としての組織であるはずです。したがって組織としての会社はお互いに協力しあって組織全体の利益を生み出さなければならないのです。もしそうであるなら、事業部長クラスにでもなれば「会社全体の利益のためなら、自部門の不利益も時には受け入れる」ということも必要です。これが組織のあり方です。 

 成果は当然考課の対象となるべきです。しかし、それだけではなくそこに至るプロセスも考慮されなければなりません。プロセスをキチンと踏まないと、たとえ今年成果が出たとしても、来年同じ成果が出るかどうか保証はありません。 なぜなら成功体験を活かした手順、あるべき手順が蓄積されず、それを組織として活かすことができないことになるからです。

 


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