|
バブル崩壊後から続いている労使間の紛争(解雇、労働条件、賃金等のトラブル)の増加は、いまだとどまるところを知りません。そればかりか、昨年後半以降の経済・雇用情勢の急速な悪化等を反映して、その増加は拡大してきています。
年々増加する労使間の紛争に対処するために平成13年10月にはじまった「個別労働関係紛争解決制度」も、もうすぐ8年を迎えようとしています。この制度は、年々増加している個々の労働者と事業主との間の紛争について、裁判になる前に迅速に解決するための制度です。
平成20年度の相談件数はついに100万件を突破し(約108万件)ました。今後もこの増加傾向は続くものと思われます。
最近は、手軽に読める労働法関連書籍の増加やインターネットの普及等により情報が得やすくなり、労働法に詳しい労働者が多くなっています。その結果、昔よりも労使で主張が対立することが増えているのです。また、終身雇用が崩れ会社への愛着や忠誠心が薄れていることや、生活環境の変化により働く目的が昔とは変わってきている(生活のため・豊かになるため → 嗜好・やりがい等)こともその要因と考えられます。
訴訟等になれば、労使とも多大な労力・金を費やすことになり、まして裁判で負けた方は、さらに大きな出費、信用低下などのダメージを負うことになります。
すべての会社において、労使トラブルに対する本格的な対策が必要となってきています。
【個別労働関係紛争解決制度の運用状況について】(H20年4月〜H21年3月)
|
1総合労働相談コーナーに寄せられた相談 1,075,021件
|
|
|
相談者の種類
労働者 657,847件 事業主 314,516件 その他 102,658件
|
|
|
2民事上の個別労働紛争に係る相談の件数 236,993件
|
|
(1)
|
相談者の種類
労働者 190,720件 事業主 29,541件 その他 16,732件
|
|
|
(2)
|
紛争の内容
普通解雇
46,536件、整理解雇 14,960件、懲戒解雇
5,734件、退職勧奨 22,433件
労働条件の引下げ
35,194件、出向・配置転換
9,262件、採用内定取消 2,007件、
雇止め
12,797件、その他の労働条件
41,634件
育児・介護休業等
1,985件、募集・採用 3,433件、雇用管理等
4,098件
いじめ・嫌がらせ
32,242件、その他 36,086件
|
|
|